ドレンチェリーとは、さくらんぼを糖漬けにしたもので、赤や緑など様々な色があります。
主にデザートの装飾に使用されるこの食材は、味が悪いという評判もありますが、どこで販売されているのでしょうか。
見栄えがする副材料として、この記事ではドレンチェリーの特徴、風味、調理方法について詳しく解説します。
ケーキを華やかにするドレンチェリー
ドレンチェリーと聞いても、その正体がすぐにはわからないかもしれません。
これは、パウンドケーキの具材やアイスクリーム、クッキーの飾りとして広く利用されている素材です。
マラスキーノチェリーとも、称されることがあります。
ドレンチェリーは、大量の砂糖を加えたさくらんぼを煮詰め、着色料で色を付けた加工品です。
その鮮明な赤や緑の色は、着色料で作られています。
ドレンチェリーの風味
見た目は鮮やかで美しいドレンチェリーですが、食べるとベタベタとした感触と甘すぎる風味が特徴です。
さくらんぼ自体の酸味と甘さにさらに砂糖が加わり、食感はほとんどキャンディのようです。
そのため、ドレンチェリー単体での消費よりも、控えめな甘さのお菓子との組み合わせがおすすめです。
なぜさくらんぼに着色するのか?
ドレンチェリーの主原料はさくらんぼですが、自然のさくらんぼはすでに赤い色をしています。
それでもさらに着色する理由は、製菓材料として使用する際にもっとインパクトや見た目の華やかさを出すためです。
色を加えることで、より美しいデコレーションを実現する目的があります。
ドレンチェリーを使用したお菓子とその販売場所
ドレンチェリーはお菓子を一層魅力的に見せる素材ですが、どのようなお菓子に使われているのか明確ではないかもしれません。
見た目に美味しくなさそうな印象を与えることもありますが、相性の良いお菓子や購入場所についても掘り下げてみましょう。
失敗しない!ドレンチェリーと相性の良いお菓子
色とりどりのドレンチェリーは、どのようなお菓子にも合いますが、主に装飾としての役割が大きいです。
見た目を楽しむために、クッキーを花に見立てて中心にドレンチェリーを配したり、フルーツクッキーやクリスマスの装飾としてケーキやカップケーキ、パン、シュトレーンに散りばめることで、お菓子を鮮やかで美味しそうに見せる重要な役割を担っています。
どこで買えるの?ドレンチェリーの入手方法
ドレンチェリーは、特別な製菓材料のように思えますが、普通のスーパーマーケットのお菓子作りコーナーで手に入れることができます。
時には見かけないこともありますが、バレンタインやクリスマスなど特定の季節に需要が高まるため、一時的に品切れになることもあります。
見つからない場合は、シーズンに合わせて早めに購入するか、オンラインで「ドレンチェリー」と検索して購入するのが便利です。
自宅で手軽に!ドレンチェリーの作り方
市販のドレンチェリーも便利ですが、家庭でも簡単に作れます。
特別な材料や複雑な手順は不要で、手作りのデザートに自家製ドレンチェリーを加えると一層特別な味わいになります。
ドレンチェリー作りに必要な材料
自家製ドレンチェリーには、さくらんぼ500g、グラニュー糖500g、水100ccが必要です。
これで約300gのドレンチェリーが作れます。
さくらんぼの種類は何でも良いですが、品質の良い「紅さやか」などがおすすめです。
手作りドレンチェリーの具体的な作り方
まずはさくらんぼをよく洗い、種を取り除きます。
種取り器を使うときれいに仕上がりますが、ない場合はカニフォークなどで代用できます。
次に、鍋に砂糖150gと水100ccを入れてシロップを作り、そこにさくらんぼを加えて弱火で10分程煮ます。
粗熱を取った後、大きな容器に移し、一晩冷蔵庫で寝かせます。
このシロップを更に煮詰めて繰り返すことで、さくらんぼはシロップを吸収し、透明感が増します。
最後にオーブンで乾燥させるか、風通しの良い場所で天日干しして完成します。
余ったドレンチェリーは、冷凍保存が可能です。
まとめ
今回は、お菓子作りに頻繁に使用されるものの、あまり主役になることのないドレンチェリーに焦点を当ててみました。
多くの人が見た目は知っていても、その名前や具体的な使い方を知らないことが多いです。
この記事を機に、ドレンチェリーを活用したお菓子作りやパン作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。