新しい端末へPayPayを移行する手順を、さまざまな状況に応じて詳細に説明します。
端末の有無や電話番号が変わっているかどうかによって、移行方法が異なります。
ログインできない場合の解決方法や、その他重要なポイントについても説明しますので、ぜひ最後までご覧ください。
新端末へのPayPay情報の移行:様々なシナリオ
スマートフォンを変更する際、PayPayの情報をどのように引き継ぐかは、状況により異なります。
電話番号が変更された場合や、以前の端末を保持しているかどうかによって、引き継ぎ方法を詳しく説明します。
電話番号が変わらない場合のアカウント移行手順
スマートフォンを変更する際、電話番号が同じであれば、以下の手順でPayPayを引き継ぐことができます。
MNPを利用して旧電話番号を保持している場合、以下の2つの方法で引き継ぎが可能です。
・「旧端末がない場合」:SNS認証または回線認証を利用
旧端末がある場合
旧端末を持っている場合の、PayPay移行方法は次のように行います。
・アプリを開き、「ログイン」をタップ
・登録した電話番号とパスワードでログイン
旧端末から新端末への引き継ぎが可能な、QRコードを利用する手順を実行。
旧端末がない場合
旧端末を紛失したり、手元にない場合のPayPayアカウントの引き継ぎ方法を説明します。
・「ログインできない時の手続き」を選択
SMS認証や回線認証などを、利用して手続きを行います。
特定の携帯電話キャリアを利用している場合、回線認証が利用でき、登録されている電話番号での認証も可能です。
ログイン情報が不明な場合や、メールアドレスが登録されていない場合の引き継ぎ方法も、異なります。
新しい電話番号でのPayPayアカウント移行
新しい電話番号を使用する際の端末で、PayPayアカウントを正常に移行する手順について説明します。
このプロセスには、特別な注意が必要です。
旧端末の有無に応じた、異なる手順を提供します。
旧端末がある場合の電話番号更新手順
旧端末がまだ手元にあり、ログイン可能な場合、以下の手順で電話番号を更新し、新端末でPayPayの使用を継続します。
2.アプリ内の「アカウント」セクションから「アカウント情報」または「詳細」にアクセスし、「携帯電話番号」オプションを選び、「新しい携帯電話番号に変更する」をタップ
3.PayPayアカウントのパスワードを入力し、必要情報を提供
4.「認証する」や「ログイン」をタップして手続きを完了
旧端末がない場合の登録情報による手続き
旧端末が手元にない場合は、新端末で「ログインできない時の電話番号変更手順」を選択し、事前に登録された情報を利用して電話番号の更新を行います。
登録情報には、PayPayアカウントに登録された「メールアドレス・パスワード・本人確認」に、必要な情報(氏名、生年月日など)が含まれます。
PayPayアカウント移行時の注意点
次に、PayPayアカウントを新しい端末に移行する際の重要なポイントを解説します。
以下の点に、注意が必要です。
・新規アカウントを作成すると、以前の情報は引き継げません
・機種変更後も、旧端末でPayPayの利用を続けることが可能です
これらの詳細を、説明します。
アカウントの統合不可
PayPayでは、複数のアカウントを一つに統合することはできません。アカウントは各IDにつき一つと限定されています。
複数アカウントを持っている場合、機種変更前に一方のアカウントに資金を集約し、そのアカウントを主に使用することが推奨されます。
新規アカウント作成後のデータ引き継ぎ不可
新しい電話番号で新規アカウントを作成した場合、以前のアカウントからの情報移行は不可能です。
これにより、旧アカウントの残高や履歴は新アカウントには引き継がれません。
機種変更後の旧端末での利用継続
新しい端末にPayPayアカウントを移行した後も、旧端末がまだ利用可能であれば、その端末で引き続きPayPayの使用が可能です。
PayPayアカウント引き継ぎの特例事項
以下では、PayPayアカウントが引き継ぎできない特定の状況について説明します。
新規アカウント作成に伴う引き継ぎの制限
新しい電話番号でアカウントを新規作成した場合、既存のアカウントデータを引き継ぐことはできません。
そのため、旧アカウントの残高や取引履歴は新アカウントには移行されません。
複数アカウントの統合が不可能
PayPayでは、複数のアカウントを一つにまとめることは認められていません。
複数のアカウントを持つ個人や家族でも、引き継ぎ可能なのは一つのアカウントデータだけです。
アカウントを統合する場合は、機種変更前に一つのアカウントに資金を集約することが推奨されます。
機種変更前の端末での利用継続可能
機種変更しても、旧端末がまだ利用できる状態であれば、引き続きPayPayを使用することができます。
特殊なケースでのPayPayアカウントの引き継ぎ不可
以下は、PayPayアカウントが引き継ぎできない特殊な状況の例です。
・eKYCが未実施の場合
・PayPayとYahoo!マネーで異なる本人確認情報が登録されている場合
・Yahoo!マネーに登録された電話番号が無効になっている場合
・他のPayPayアカウントでYahoo!マネー残高を引き継いでいる場合
・Yahoo!マネー残高の引き継ぎでPayPay残高の保有上限を超える場合
・他のPayPayアカウントで本人確認が完了している場合
・本人確認の審査中の場合
・不正利用防止や被害予防のために利用が制限されている場合
・アカウントを削除した場合
これらのケースでは、引き継ぎが困難または不可能となるため、特別な注意が必要です。
また、アカウントを削除した後は、同じ電話番号での再登録が180日間はできない点も留意してください。
複数デバイスでのアカウントの使用と管理方法
PayPayを複数のデバイスで使用する際には、アカウントのログイン状況を「ログイン管理機能」を通じて監視し、確認することができます。
ログイン情報の確認手順は、以下の通りです。
2.画面右下にある「アカウント」セクションを選択します
3.「セキュリティとプライバシー」オプションをタップします
4.「ログイン管理」を選択します
この機能を使うと、現在ログインしているデバイスの一覧が見られ、それぞれのデバイスのログインおよびログアウトの時刻を確認できます。
また、新しいデバイスからのログインが行われた場合には、その端末に通知が送信されるというセキュリティ対策が施されています。
まとめ
ここでは、スマートフォンの機種変更に伴うPayPayアカウントの移行方法について解説しました。
電話番号が変更されない場合、QRコードを利用した引き継ぎは比較的簡単です。
可能であれば、旧端末を利用可能な状態で引き継ぎを行うことが推奨されます。
これにより、追加の手間を省くことができます。
PayPayでは、SMS認証を含む複数のセキュリティ機能が電話番号に紐づいているため、この情報の正確な更新が非常に重要です。
機種変更時に電話番号が変更される場合は、このガイドを参考にしてスムーズなアカウント移行を心がけてください。