銀行の手数料の増加により、特に小銭の取り扱いやATMの利用にかかる費用が上がっています。
2022年からは、郵便局でも硬貨の預け入れや引き出しに追加料金がかかるようになりました。
しかし、日常のおつりで貯めた小銭も、時間をかければ大きな額になることがあります。
一方で、スーパーやコンビニで大量の小銭を使うのは、周りに迷惑をかける可能性があるため、注意が必要です。
ここでは、余った小銭を無駄なく効果的に使い切る方法と、郵便局の特定の手数料を避ける送金テクニックを詳しく解説します。
また、硬貨の意外な価値を見つけるチャンスについても触れます。
例えば、1円玉が予想外の価値を持つこともあります。
【二つの便利な方法】大量の小銭を賢く使い切る
小銭を使い切る方法1:セルフレジの活用
セルフレジは、小銭を利用したいときに便利です。
小銭を多く入れても、自動で正確に計算してくれるので、他のお客様や店員さんに迷惑をかけずにスムーズに処理できます。
これにより、節約にもつながり、お釣りも最小限の硬貨で返ってくるため、財布の重さも効率よく減らせます。
セルフレジ利用時の注意点
セルフレジを使用する際は、機械に設定されている硬貨の投入限界に注意し、事前に機械の制限を確認しておくことが重要です。
また、銀行やATMでの硬貨取り扱い手数料についても意識しておくことが大切です。
小銭を使い切る方法2:ユニセフへの寄付
もう一つの方法は、郵便局を通じてユニセフに寄付することです。
この場合、送金手数料は無料で、小銭の使用も可能です。
ユニセフは世界中の子どもたちを支援しており、家に余っている小銭を有効活用する絶好の機会です。
この記事では、寄付のプロセスも簡潔に説明します。
郵便局を利用したユニセフへの寄付の手順と留意点
ユニセフへの寄付を郵便局の窓口で行う場合、手数料が免除され、現金および硬貨の取り扱い料も無料になります。
寄付の手続き中は、払込取扱票に金額を記入する必要がありますが、小銭の金額を個別に数える必要はありません。
送金前に郵便局の窓口や機器を使用して硬貨の合計金額を算出し、それを記入します。
特に、手数料を支払いたくない方や、大量の硬貨を持っている方にとって、この方法は非常に便利です。
また、ユニセフへの寄付は寄付金控除の対象となるため、確定申告時には振替払込請求書兼受領証を保管することが推奨されます。
手数料が免除される団体:ゆうちょ銀行経由での募金・寄付
ゆうちょ銀行を利用して募金や寄付を行う際、手数料が免除される団体がありますが、全ての団体に適用されるわけではありません。
対象となるのは主に「慈善団体・社会福祉団体・国際機関・災害支援団体」などですが、免除される団体のリストは公開されていないことが多いので、注意が必要です。
以下に、手数料が免除される団体と免除されない団体の例を挙げます。
手数料が免除される団体
・日本赤十字社
・中央共同募金会(赤い羽根共同募金)
・公益財団法人国際センター
・公益社団法人愛知県緑化推進委員会(緑の募金)
手数料が免除されない団体
・チャイルド・ファンド・ジャパン
・東京緑化推進委員会
・公益財団法人あすのば(子どもの貧困対策センター)
※これらの情報は、2024年11月時点のものです。
場合によっては、赤色ではなく青色の払込取扱票を使い、現金ではなく通帳やキャッシュカードを使って送金することで手数料を避けることができる場合もあります。
各支援団体やゆうちょ銀行に、直接確認することをお勧めします。
500円玉を活用して「10万円貯金法」を実践しよう
お釣りで500円玉が出たら、それを「10万円貯金箱」に入れることで、特定の目標への貯金が進められます。
さらに、「10万円貯金箱」を使うことで、貯金の進行を楽しみながら行うことができます。
この貯金箱を利用することにより、500円玉が徐々に積み上がる様子を目で見て楽しむことができ、継続的に貯金を行うための動機づけになります。
【発見】1円玉の驚くべき価値
小銭をただ使い切るだけでなく、硬貨の価値を再発見する機会として、「硬貨の発行年」を確認することをお勧めします。
特に1円玉の場合、通常の価値の何千倍にもなることがあります。
具体的には、平成23年から30年にかけて発行された1円玉が高い価値を持っていることが知られています。
次に小銭を手にした際は、その発行年をチェックすることで、思わぬ価値を見出す可能性があります。
まとめ
キャッシュレス化が進む現代でも、大量の小銭を有効に使い切る方法は多く存在します。
特にセルフレジを活用することで、小銭を一度に処理でき、非常に便利です。
ただし、多量の1円玉を不適切に使用することは避け、適切に管理することが重要です。
また、500円玉を見つけた際は、「10万円貯金箱」「500円貯金法」を用いて、貯金を楽しみながら行うことをお勧めします。
これにより、貯金が進むごとに達成感を得ることができ、継続が容易になります。