メルカリで商品を販売する際、特別な許可が必要かどうかが気になることがありますね。
実は、目的によっては特別な許可が必要な場合があるのです。
今回は、メルカリを活用した副業で気をつけるべき点について解説します。
在宅でできる副業として人気のメルカリですが、予期せぬ問題に遭遇することもあるため、注意が必要です。
今日は、その意外な注意点について詳しくご紹介します。
メルカリ副業の意外な注意点
以下、メルカリ副業の主な注意点をまとめてみました。
・古物商許可の必要性
・許可なしでの転売に伴う罰則
・許可を得る手続きとその費用
・メルカリで安全に副業するポイント
それでは、詳細に見ていきましょう。
不用品販売と転売ビジネスの違い
まず、不用品販売と転売ビジネスの違いについて説明します。
これらには、大きな違いが存在します。
使用しなくなった、自分の持ち物を売る行為を指します。
例としては、着なくなった衣類や子どもが成長して不要になったおもちゃ、読み終えた本などがあります。
これらを売る場合、特別な許可は必要ありません。
売る目的で商品を仕入れて、メルカリで販売する活動を指します。
この区分があいまいなため、知らないうちに転売してしまうこともあります。
例えば、セールで購入した衣類を「合わなければメルカリで売る」と考えた場合、これは転売に該当します。
購入時から、販売を視野に入れていたためです。
このように、知らずに転売してしまう可能性があるため注意が必要です。
古物商許可の必要性
ここで、古物商許可が必要になる状況について詳しく説明します。
多くの人がこの許可が必要な状況を、複雑だと感じるかもしれません。
古物商許可とは、中古商品を商売として売買する際に必要な公的な許可のことです。
ただし、個人が自分の不用品を売る場合はこの許可は必要ありません。
では、どのような場合に古物商許可が、必要になるのでしょうか?
それは、「転売ビジネス」を行う際です。
以下のような場合が、該当します。
・他のオンラインマーケットや、オークションで購入した商品をメルカリで売る
・リサイクルショップから仕入れた商品を、オンラインで販売する
・修理して、再販売する壊れた商品
これらの活動を行う場合、法的に古物商許可を取得する必要があります。
例えば、ある知人は趣味で集めたフィギュアをメルカリで販売し始めましたが、次第に「もっと多くのフィギュアを買って売りたい」と考えるようになりました。
この行為が「転売ビジネス」に該当するため、副業としてこの活動を続ける場合は、古物商許可の取得が不可欠です。
自分が行う売買が単なる不用品の売却なのか、それとも「転売ビジネス」なのかを正しく理解し、適切に対応することが重要です。
許可なしの転売とその罰則
許可なしで転売を行うことがもたらす、法的リスクについても触れておきたいと思います。
この点については多くの方が知らないため、驚かれるかもしれません。
無許可で中古品を転売することは古物営業法に違反する行為となり、その罰則は非常に厳しいものです。
副業が思わぬ大問題に発展する可能性があるため、特に「転売ビジネス」を考えている場合は、必ず古物商許可の取得を検討してください。
無知が原因で法的なトラブルに巻き込まれないよう、注意が必要です。
古物商許可の取得方法と必要な費用
次に、古物商許可の取得方法とその費用について詳しく説明します。
古物商許可を取得するには、主に二つの方法があります。
一つは自分で手続きを行う方法、もう一つは専門家に依頼する方法です。
自分で手続きを行う場合、まず地元の警察署に行く必要があります。
具体的には、生活安全課や防犯係の窓口で申請を行います。
少し緊張するかもしれませんが、落ち着いて手続きを進めましょう。
申請に必要な主な書類は以下の通りです。
2.マイナンバーカード
3.身分証明書
4.登記事項証明書
5.法人の場合は定款のコピー
これらの書類を提出後、審査が行われ、承認されれば許可が下ります。
申請には19,000円の手数料がかかり、審査期間は約40日です。
余裕を持って、申請することが推奨されます。
行政書士に依頼する場合、手間が省けるのがメリットですが、その費用は40,000円〜50,000円程度かかります。
メルカリで安全に副業を行うための5つのポイント
最後に、メルカリを使用して安全に副業を行うためのポイントをいくつか紹介します。
1.不用品からスタートする
最初は自分の不用品を出品し、初めから転売目的で商品を仕入れるのは避けましょう。
2.売上と出品頻度を監視する
不用品販売であっても、売上や出品頻度が多すぎると転売と見なされる可能性があります。
3.購入の意図を意識する
購入時に「売ればいい」と考えるのではなく、転売の意図がないことを確認しましょう。
4.不明点はすぐに確認する
「これは転売に当たるのか?」と疑問が生じた場合は、速やかに専門家に相談してください。
5.将来の計画を立てる
将来的に副業を拡大する可能性がある場合、早めに古物商許可を取得することを検討しましょう。
まとめ
メルカリでの副業を安心して続けるためには、適切なルールの理解と遵守が必要です。
これにより家計の助けとなり、家もすっきりします。
安全で楽しい、メルカリ副業を心がけましょう。